LGエレクトロニクス・ジャパンは4月15日、プロジェクターシリーズ「LG CineBeam」から、最大300インチの大画面で投影可能な4Kレーザープロジェクター「HU810PB」を発表した。4月21日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は360,000円前後。

  • HU810PB

最大300インチ(幅約6.6m)の大画面と4K映像の投射に対応したレーザープロジェクター。周囲の明るさに応じて画質を最適化する「ブライトネスオプティマイザー」や、HDR映像のフレームごとに明るさ、コントラストを調整「ダイナミックトーンマッピング」に対応する。

色域はDCI-P3を97%カバーし、HDRはBS衛星放送による4K/8K 放送にも採用予定の「HLG」に対応。低解像度の映像を4K画質で表示するアップスケーリングやフレー ムレートの低い映像もなめらかに再生する「TruMotion」、HDRゲームを忠実に描画する「HGiG」などの機能も備える。

また、手動による台形補正と水平方向24%・垂直方向60%までの位置調整が行えるほか、経年的な画質の劣化を補正する「オートキャリブレーション」に対応。このほか最大1.6倍のズームが可能で、3m以内の距離で100インチまで投影できるとする。

サウンド面では、大容量の音声データを伝送できる「eARC」や、没入感を高めるDolby Atmosをサポートし、音声を前後左右360度に高さを加えた音響効果を体感できるとする。

  • 背面

Wi-Fi接続に対応し、webOSのブラウザや各種VODの再生を外部デバイスなしで楽しめるほか、専用アプリ「LG TV Plus」でスマホなどに保存されたコンテンツを再生可能。加えて、Miracastなどの画面共有機能やAirPlay2で、スマホ画面をキャスト、ミラーリング、ストリーミングで表示できる「Screen Share」機能にも対応する。

USB 2.0ポートを2つ備え、USBストレージに保存された動画や画像、音声ファイルを再生可能。さらに、USBキーボードと接続すれば、ブラウザの検索など文字入力なども可能だとする。

付属リモコンは、暗い場所でもボタンが光るマジックライティングリモコンを採用した。

  • 暗い場所でボタンが光るリモコンが付属

主な仕様は、本体サイズがW337×D410×H151mm、重さが約11kg。解像度が3,840×2,160ドット、明るさが2,700ルーメン、コントラスト比が2,000,000:1、画面サイズが40~300インチ(必要距離は113~870cm、1.6倍ズーム使用時)。光源はデュアルレーザー、スピーカーは5W+5W、消費電力は300W。インタフェースはHDMI×3、USB2.0×2、光デジタル出力×1。本体カラーはブラック。