セブン銀行と電通国際情報サービスの合弁会社であるACSiON(アクシオン)は3月25日、オンライン本人認証である「proost(プルースト)」を使った在留カードによる銀行口座の継続的顧客管理サービスを提供開始した。同時に、セブン銀行では外国籍顧客の適切な口座管理を実施するため、同サービスの利用を開始する。

  • 国内における在留確認と本人確認の流れ

proostは、本人同意に基づき登録した氏名や住所、本人確認書類の記載情報、顔画像などの正しい本人確認情報をデータとして蓄積するもの。アクシオンは、在留カードを使用して口座開設した外国籍顧客の継続的顧客管理手法として、proostを導入。

今回提供を開始する継続的顧客管理サービスにより、在留期限の到来が近い銀行口座を対象に、本人確認書類(在留カードのコピー)の郵送による提出を促すことなく、多言語対応したスマートフォン画面から本人の顔画像および在留カードの撮影登録などを行うことで、本人確認および国内の在留期間等の更新状況の確認が可能になる。

両社は、なりすましなどの不正利用を防止するとともに、ユーザーの手続き簡略化や本人確認コストの低減につなげる方針だ。