アライドテレシスは3月24日、「Net.CyberSecurity」のサービスラインナップを拡充し、新たに3つのサービスを展開することを発表した。

  • フィッシングメール訓練サービス(PenTest Mail)

    フィッシングメール訓練サービス(PenTest Mail)

今回追加する3つのサービスは、従業員へのセキュリティ教育やマルウェア感染端末による攻撃を検知および当該端末の自動隔離を提供し、さまざまなシーンにおけるサイバーセキュリティ対策で活用できるとしている。

1つめの「フィッシングメール訓練サービス(PenTest Mail)」は、登録したメールアドレス宛に訓練用の疑似メールを送信し、その結果を「開封した」「本文中のリンクにアクセスした」「アクセス先のサイトに情報を登録した」という受信履歴の状況としてメールアドレス毎に管理画面で一括で確認できるという。訓練結果のデータは保存できるため、セキュリティ教育にも活用できるという。

2つめの「アプリケーション連携による不正端末隔離サービス(Isolation Adapter)」では、LAN上に設置したセキュリティボックス(Isolation Adapter機能)が、AMF(Autonomous Management Framework)ネットワークと連携することで、ネットワーク接続を制御し、不正端末を検出・隔離するほか、スイッチ構成やステータス、アクセス制御の状態をトポロジー図やグラフにより可視化するという。

  • アプリケーション連携による不正端末隔離サービス(Isolation Adapter)

    アプリケーション連携による不正端末隔離サービス(Isolation Adapter)

3つめの「マルウェア感染端末検出サービス(AT Decoy)」は、LAN上に設置したセキュリティボックス(AT Decoy機能)を利用することで疑似サーバーとして稼働し、マルウェア感染端末がこのAT Decoyに対して攻撃をしかけてくると、その不正アクセスを検出してアラートするサービス。Isolation Adapterと連携すれば、検出から隔離まで自動で行うことが可能になるということだ。

  • マルウェア感染端末検出サービス(AT Decoy)

    マルウェア感染端末検出サービス(AT Decoy)