Squareは、各種カードや電子マネーによる決済に対応する、持ち運び可能なサイズの決済端末「Square Terminal」を発売する。端末の直販価格は46,980円。
Square Terminal(スクエアターミナル)は、各種キャッシュレス決済機能とPOSレジ機能、プリンター、通信機能、バッテリーを内蔵。主なキャッシュレス決済を受け付けることができ、暗証番号の入力やレシートの発行が行える。飲食店などで直接本体を持ち運んでテーブル会計をしたり、屋外の物販イベントなどでも活用できる。
決済手段はクレジットカード/デビットカード(Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover)と、iD、QUICPay、Suica/PASMO/ICOCAなどの交通系電子マネー。クレジットカードは磁気ストライプカードに加え、タッチ決済にも対応する。Apple Payも利用可能だ。
決済手数料は各種カード(JCBを除く)と交通系ICカードが3.25%で、JCBカードは3.95%。iDとQUICPayは3.75%。
本体にディスプレイと、無線LANとEthernetによるネットワーク接続機能を装備(有線接続時は別売の専用ハブが必要)。内蔵プリンターは57×36mm(幅×直径)の感熱プリンター用紙を使用する(1巻が付属)。電源は、内蔵バッテリーで1日中持つように設計されているという。付属の電源アダプターでも動作する。本体サイズは86.4×142.2×63.5mm(幅×奥行き×高さ)、重さは417g。
Square Terminalを利用するには、SquareのWebサイトでSquare Terminalを購入し、アカウント登録が必要。登録完了後、最短当日に決済を受け付けられるようになる。初期費用や月額使用料などの固定費は無料で、前出の決済手数料は事業者の売上規模や業種に関わらず一律に設定。売上は最短で翌営業日に振り込まれる。
端末にインストールされているソフトウェアは、事業者にあわせたカスタマイズが可能で、リアルタイムの販売データの取得や在庫の管理、オンライン経由での見積書や請求書の発行・送信に対応。また、従業員ごとに異なるアクセス権限を付与したり、従業員各自の売上、休憩時間の管理なども行えるという。