ヤマハは3月1日、2020年に発売した完全ワイヤレスイヤホン「TW-E5A」、「TW-E7A」の販売を終了すると発表。両機種で充電ができない、完了しないといった不具合の指摘が多数寄せられ、対策に時間がかかることを理由としている。継続して使うことに安全上の問題はないものの、製品の回収・返金を行う。

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    TW-E7A

回収・返金の対象製品は両機種の全色で、対応期間は、2021年3月1日〜12月24日申し込み分まで。返金金額は、TW-E5Aが16,500円、TW-E7Aが26,400円。品番は充電ケースの底面の記載を参照のこと。

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    TW-E5A

電話もしくはWebフォームから申し込み、7日程度で配送される回収キットに、対象製品のイヤホン本体(左右各1個)と充電ケースの3点を入れて返送。ヤマハで返送品を確認し、後日、現金書留で返金する。返金には商品回収から約4週間かかるという。回収・返金受付窓口の詳細については同社Webサイトを参照のこと。

なお、今回の不具合の原因についてヤマハは、「充電ケース、充電ピンの組み立て精度とファームウェアの不具合」と説明。「想定通りの安定した動作を実現できないことで、ユーザーが期待する製品品質のレベルに達しておらず、また問題の対策に時間を要することが判明したため、販売終了を決定した」という。両機種以外のイヤホンに同様の不具合は生じていないとしている。