United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は2月17日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome for Windows version 88.0.4324.182よりも前のバージョン
  • Google Chrome for Mac version 88.0.4324.182よりも前のバージョン
  • Google Chrome for Linux version 88.0.4324.182よりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome for Windows version 88.0.4324.182
  • Google Chrome for Mac version 88.0.4324.182
  • Google Chrome for Linux version 88.0.4324.182
  • Google Chrome for Mac version 88.0.4324.182

    Google Chrome for Mac version 88.0.4324.182

対象の脆弱性のうち、8個は深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認できる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。