日立グローバルライフソリューションズは1月27日、まんなか冷凍タイプの冷凍冷蔵庫「R-HX54R」「R-HW54R」を発表した。3月11日に発売する。価格はオープン、推定市場価格(税別)は、R-HX54Rが340,000円前後、R-HW54Rが320,000円前後。カラーはR-HX54Rがクリスタルミラー、ファインシャンパン。R-HW54Rがクリスタルシャンパン、クリスタルホワイト。HXタイプは省エネ性能により優れたモデルだ。

  • R-HX54R(クリスタルミラー)

  • R-HX54R(ファインシャンパン)

今回の新モデルは、従来モデルの本体幅650mmはそのまま、新たに定格内容積540Lを実現した(従来比20L拡大)。最上段でも500mlのペットボトルを立てたまま収納できるため、使い勝手が向上している。

冷蔵室には引き続き「まるごとチルド」を搭載。冷蔵室専用大風量ファンの回転数などを制御し、棚スペース全体をチルド温度(約2℃)にする機能だ。冷蔵室の棚がどこでもチルド温度なので、作りおきの料理を保存するときに菌の繁殖を抑えるほか、チーズなどのチルド食品や低温保存に向いている葉物野菜なども適した温度で保存できる。このほか、冷蔵室専用の冷却機で除湿量を抑えた冷気を送り、冷蔵室内の湿度低下を抑制。冷蔵室内の湿度は約80%となり、サラダなどをラップなしでも乾燥を抑える。

冷蔵室の下部分には、「特鮮氷温ルーム」を配置。凍らせない約-1℃の温度と、直接冷気をあてない「間接冷却」によって、肉・魚の乾燥を抑えておいしく保存する。

  • R-HW54R(クリスタルシャンパン)

  • R-HW54R(クリスタルホワイト)

本体の真ん中は冷凍室(下段)。内部は3段ケース構造になっており、1段目の薄物ケースには引き続き「アルミトレイ」を採用。温かいごはんなどを入れたときは、温度センサーが食品の温度を検知して自動で運転を切り替え、すばやく冷凍する「デリシャス冷凍」機能を搭載した。

一番下にレイアウトした野菜室は2段構造。野菜の種類や大きさに応じて整理しながら収納できる。下段スペースには「プラチナ触媒」を備え、野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解し、炭酸ガスを生成する。野菜室内の炭酸ガス濃度が高まり、野菜を眠らせるように保存して栄養素を保護。さらに、野菜から出る水分を閉じ込めて乾燥を抑えるため、野菜をみずみずしく保存する。

定格内容積は合計540L。冷蔵室は279L、冷凍室上段が27L、冷凍室下段が109L、野菜室は103L。本体サイズは幅650×奥行699×高さ1,833mm。

合わせて、HXタイプとして定格内容積602LのR-HX60Rを2月25日に発売。HWタイプとして定格内容積602LのR-HW60Rを2月25日、同478LのR-HW48Rを3月11日に発売する。価格はオープン、推定市場価格(税別)は、R-HX60Rが390,000円前後、R-HW60Rが370,000円前後、R-HW48Rが300,000円前後。

R-HX60RとR-HW60Rの定格内容積は合計602L。冷蔵室は308L、冷凍室上段が33L、冷凍室下段が123L、野菜室は114L。本体サイズは幅685×奥行738×高さ1,833mm。

R-HW48Rの定格内容積は合計478L。冷蔵室は247L、冷凍室上段が25L、冷凍室下段が96L、野菜室は90L。本体サイズは幅650×奥行649×高さ1,833mm。