Apple MusicにSpotify、Amazon Musicなど「ストリーミング(音楽)サービス」の利用者が増えています。月定額で聴き放題ですから、1日中音楽をかけ続けても出費は増えません。テレワークやオンライン授業の密かな愉しみ、という人は少なくないはずです。

そんなストリーミングサービスの大敵が「通知音」。メールやアプリのお知らせが届くたび画面にダイアログが表示されるのはともかくとして、音楽を中断したうえでポーンという効果音を鳴らすのは、なんとも興ざめです。曲のサビが始まるタイミングを狙ったかのように通知音が聞こえてくると、がっかりしてしまいますよね。

通知音の基本的な対処方法は、サイレントモード(マナーモード、消音モード:オン)にすること。iPhone左側面にある着信/サイレントスイッチを下方向へ押し込み、オレンジ色が見える状態にしておけばOKです。これで、通知音や音声通話の着信音、AirDropの受信音といった音楽再生の妨げになる音が割り込んでくることはなくなります。

このしくみは、iPhoneにおける「音」の扱いかたと関係があります。iPhoneでは「着信や通知に関する音」と「一般的なアプリの音」、「アラームの音」、「カメラのシャッター音」の4種類に分けて音が管理さられ、着信/サイレントスイッチはそのうち「着信や通知に関する音」が制御対象になります。

目的が音楽再生であろうがゲームであろうが、App Store経由で提供されるアプリは4種類のうち「一般的なアプリの音」に分類されます。着信や通知に関する音が遮断されても変わらず音が出続けるため、着信/サイレントスイッチを下方向へ押し込んでおけば、どの音楽再生アプリでも通知にジャマされることなく音楽をたのしめるということになります。

  • 消音モードをオンにしておけば、アプリの出す音楽が通知音で中断されることはありません