米NVIDIAは1月12日(現地時間)、オンラインイベント「GEFORCE RTX: GAME ON」を開催し、モバイル版のGeForce RTX 3000シリーズを発表した。GeForce RTX 3080 / 3070 / 3060の計3モデルをラインナップし、1月26日から同GPUを搭載するゲーミングノートPCを発売する。搭載PCの価格は999ドルから。

  • NVIDIA、ノートPC向けのモバイル版GeForce RTX 3000シリーズを発表 999ドルから

    GeForce RTX 3000シリーズにモバイル版が登場

NVIDIA Ampereアーキテクチャを採用する、第2世代RTXシリーズのモバイル向けGPUラインナップ。第3世代「Max-Qテクノロジー」の採用で従来モデルから電力効率を2倍高めたほか、AIを使ってCPU、GPU、VRAM間で消費電力をフレーム単位で調整する新機能「Dynamic Boost 2.0」、好みの動作音を選択することでシステム温度やファン速度を管理し、動作音を抑える「WhisperMode 2.0」を搭載。さらにCPUがVRAM全体にアクセスできる「Resizable BAR」もサポートする。

  • 「Resizable BAR」をサポートしてCPUからのVRAMアクセスを高速化

展開中の第2世代RTXシリーズからモバイル版が発表されたのは、GeForce RTX 3080 / 3070 / 3060の3モデル。モバイル版「GeForce RTX 3060」では家庭用ゲーム機のPlayStation 5よりも1.3倍高いゲーミングパフォーマンスをアピールしており、2,500ドルのGeForce RTX 2080 SUPERよりも高い性能をうたう。最新タイトルをウルトラ設定の1080p 90fpsでプレイ可能。搭載PCは999ドルから。

  • GeForce RTX 3060がモバイル版に登場。比較対象に家庭用ゲーム機が挙がる珍しい場面

モバイル版「GeForce RTX 3070」は"1440pゲーミングビースト"として紹介。RTX 2070よりも1.5倍以上という高性能で、最新タイトルのウルトラ設定で1440p 90fpsを実現するとしている。搭載PCは1,299ドルから。

  • 1440pゲーミングに最適だというGeForce RTX 3070もモバイル向けに提供する

「GeForce RTX 3080」はモバイル版のフラッグシップモデルとして展開する。最大16GBのGDDR6ビデオメモリを組み合わせ、ゲーマーとクリエイターのための世界最速のノートPCの実現を掲げる。最新タイトルのウルトラ設定、1440p解像度でリアルタイムレイトレーシングを有効化しても100fps以上の描画性能が可能としている。搭載PCは1,999ドルから。

  • モバイル向けのフラッグシップモデルとしてGeForce RTX 3080を紹介。モバイル版RTX 3090についての言及はなかった

モバイル版GeForce RTX 3000シリーズを搭載するゲーミングノートPCは、70を超えるOEMブランドが提供を予定している。1月26日から順次発売予定で、価格は999ドルから案内するという。

  • 搭載ゲーミングノートPCを1月26日から順次発売。GeForce RTX 3060搭載で999ドルから購入できるという