米Microsoftは1月6日 (現地時間)、Windows InsidersプログラムのDevチャンネルに「Windows 10 Insider Preview Build 21286」をリリースした。ニュースや天気などのフィードをタスクバーで表示する「News and interests」、記憶域の作成/管理やタイムゾーンの自動変更の改善などを含む。
「News and interests on the Windows taskbar」は、タスクバーにカーソルを合わせるだけでダイナミックにコンテンツがアップデートされるフィード画面が現れる。アプリを切り替えたり、スマートフォンを手にすることなく、PCでの作業を続けながら最新のニュースやスポーツのスコア、天気、株価などをすばやく確認できる。近年取り組んでいるユーザーが作業フローに集中できる環境づくりの一環といえる機能。
New York TimesやBBCといった大手メディアを含む4,500以上のソースからのコンテンツをパーソナライズしてストリーミング配信する。ユーザーがオプションメニューから「同じような記事を増やす」「同じような記事を減らす」を選ぶことで、パーソナライズの精度が向上する。タスクバーから右クリックで機能のオン/オフが可能。パーソナライズに関するプライバシー情報を確認してトラッキングなどをユーザーがコントロールできるように、Microsoft Privacy Dashboardへのリンクを設けている。
現時点で「News and interests」の使用は、米国、カナダ、英国、オーストラリア、インドに限られ、ChromiumベースのMicrosoft Edgeが使用要件となっている。
記憶域の作成/管理が設定アプリに組み込まれた。分かりやすいユーザーインターフェイスで、記憶域プールの作成、プールの最適化、ディスクの追加や削除などを行える。
タイムゾーンの自動変更 (「日付と時刻」で「タイムゾーンを自動的に設定する」をオン)では、通知の活用が試されている。確かな移動が検出された場合は、タイムゾーンのアップデートを通知で知らせる。移動が不確かでデバイスの管理者が1人の場合、タイムゾーンを変更するか通知でユーザーに尋ねる。通知のカードで「OK」を押すとタイムゾーンが変更される。
Windows Subsystem for Linux (WSL)を起動した際に、指定したLinuxコマンドを実行するオプションが追加されている。ディストリビューションの/etc/wsl.confファイルを編集し、"boot"というタイトルのセクションに“command”というタイトルのオプションを追加する。