ネインは、スマートフォンに来た通知を音声で読み上げてくれるヒアラブルデバイス(完全ワイヤレスイヤホン)「Zeeny Lights」と東急電鉄のコラボレーションモデルの予約販売を12月18日に開始した。完全受注商品で、通販サイト「Zeeny.com」で2021年1月25日23時59分まで予約を受け付ける。価格は9,800円(税別)。製品は2021年5月から順次発送予定。

  • alt

    Zeeny Lights 東急電鉄オリジナルコラボレーションモデル

「Zeeny Lights」は音声通知に対応し、LINEやTwitterなどのメッセージや、ニュースや路線情報など新着情報がスマホに届くと、音声で読み上げてくれるヒアラブルデバイス。

東急電鉄とのコラボモデルでは、車内アナウンスを担当している西村文江氏のボイスと、車両サウンドを収録。ネインの“音鉄”社員が企画し、東急電鉄の協力の下、「家にいるときも、通勤しているときも、いつでも東急電鉄サウンドを聴ける世界を実現した」としている。

  • alt

一例として、電源オンで5000系ドアチャイム、電源オフで「ご利用くださいましてありがとうございました」など、操作音をオリジナル音声で楽しめるほか、シークレットボイスとして実際の放送音声の一部を収録。毎時00分には、西村氏の音声で時刻を読み上げる(音声通知は西村文江氏の声では読み上げない)。

  • alt

    西村文江氏の撮り下ろしボイスなどの一例

Zeeny Lightsのホワイトモデルをベースに、東急電鉄の主力車両である5000系/5050系/5080系の側面デザインをイヤホン本体に採用。「東急電鉄5000系シリーズに乗車しているかのような体験をお届けする」としている。充電ケースには東急電鉄のロゴマークも刻印。パッケージには東急電鉄各線のラインカラーをあしらった。

  • alt

    東急5000系シリーズの側面ラインのデザインを左右対象で施し、耳に付けると「5000系シリーズに乗車しているような向き」になるという

  • alt

    パッケージには東急電鉄各線のラインカラーをあしらった

ベースモデルのZeeny Lightsは、音楽再生や通話、音声アシスタント利用に対応しているほか、独自の音声サービスにも対応。iOSやAndroid端末に専用アプリをインストールして使うかたちで、Android 6以上、iOS 10以上をサポートする。

Bluetoothチップにクアルコム「QCC3020」を採用し、Bluetooth 5.0に準拠。AAC/aptXコーデックをサポートする。6mmダイナミックドライバーを搭載。好みの音を選べるトーンフィルター「Spicetone(スパイストーン)」に対応し、アプリから音質調整ができる。ノイズキャンセリング対応の内蔵マイクにより、高音質なハンズフリー通話も可能とする。

連続再生時間は約8時間。付属の充電ケースはQiワイヤレス充電にも対応する(Qi対応充電器は別売)。S/M/Lの3サイズのイヤーピースや、USBケーブルなどが付属する。

なお、Android 10スマホにインストールしたZeenyアプリと連携すると動作が不安定になるため、対策を進めているとのこと。Zeenyアプリを使用しない場合には問題なく使えるという。