NECネッツエスアイは12月15日、ニューノーマル時代に求められる、テレワーカーとの連携を前提としたオフィスにおけるWeb会議の音環境問題を素早く解決するためのモデル実証を、ヤマハ、イナバインターナショナルと共同で開始すると発表した。

同実証は、Web会議に適した環境を素早く提供し働きやすさと生産性向上に貢献することを目的として、最先端の音響技術を持つヤマハ、吸音性が高いという可動式のパーテーションを持つイナバインターナショナル、ZoomをはじめとしたWeb会議システムとオフィス環境提案を行うNECネッツエスアイが、業種の枠を超えて共創を行うもの。

  • 日本橋イノベーションベースに設置する実証環境(左:音環境問題対策ミーティングブース、右:音環境問題対策パーテーション)

具体的には、NECネッツエスアイの日本橋イノベーションベースに、指向性のある薄型平面スピーカーを吸音性の高いパーテーションに組み込んだWeb会議用の「音環境問題対策ミーティングブース」、可動式の小型パーテーションにスピーチプライバシーシステムを内蔵した「音環境問題対策パーテーション」を設置する。

実際に人が働くオープンなオフィスで音環境の対策効果を測定・可視化することで、Web会議に支障をもたらす音環境問題への有効な対策を検証する。なお、NECネッツエスアイは日本橋イノベーションベースに、Zoomの各種最新機能を体験できるショールームを12月中旬にオープンする予定で、同実証環境も同ショールームで体感可能だという。