Canonicalは11月24日(米国時間)、「Canonical publishes LTS Docker Image Portfolio on Docker Hub|Ubuntu」において、長期セキュリティメンテナンスサポートが付属したコンテナイメージを「LTS Docker Image Portfolio」としてDocker Hub上で提供することを伝えた。

Docker Hubは、Dockerが提供している、クラウドプラットフォーム上でコンテナイメージを共有できるサービス。「LTS Docker Image Portfolio」はCanonicalがDocker Hubの公式パブリッシャーとして提供する商用のコンテナイメージポートフォリオで、最大10年間の拡張セキュリティメンテナンスが付属する検証済みのコンテナイメージが提供されるという。

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LTS Docker Image Portfolioは「すぐに使用できる安全なコンテナアプリケーションイメージ」の提供を目的としており、緊急度の高い重要な脆弱性は24時間以内に修正が提供されるという。アプリまたはその依存関係が修正されると、Docker Hub上のイメージも自動的に更新される。

LTSバージョンのUbuntuには、通常5年間のサポート期間が設けられている。LTS Docker Image Portfolioで提供されるUbuntuイメージは、基盤となるUbuntu LTSの5年間のサポート期間中はDocker公式イメージバージョンとして無料で利用することができるという。また、Canonicalが提供する「Ubuntu Pro」のユーザーは、Docker Hubを介して、10年間の拡張セキュリティメンテナンスイメージにアクセスできるとのことだ。

LTS Docker Image Portfolioでは、その他にも有償のコンテンツを含むさまざまなコンテナイメージが含まれており、Docker Hubを通じて提供される。Ubuntu LTSベースの安定版のアプリケーションイメージは間も無く利用できるようになる予定だという。