コルグは、6オペレーターのFM音源を搭載したデジタルシンセサイザー「opsix(オプシックス)」を2020年11月下旬に発売する。メーカー希望小売価格は税別で87,000円。

  • opsix

opsixは、新開発の6オペレーターのFM音源を備えたデジタルシンセサイザーである。「オルタードFM音源」と名づけられた音源システムは、80年代にシーンを席巻したFMシンセサイザーのコンセプトを拡張。FM以外の変調で音作り可能な5つオペレーター・モード(FM、Ring Modulation、Filter、Filter FM、Wave Folder)を搭載し、多彩なウェーブフォーム(波形)と組み合わせることで、これまでのFMシンセサイザーより幅広い音作りが可能となっている。

クラシックなFMシンセサイザーでは音作りのために用意されたアルゴリズムは、プリセットされたものだけだったが、opsixでは、ユーザーが自由に組み立てられるようにもなっている(もちろんプリセット・アルゴリズムも用意。計40タイプ)。

また、クラシックなFMシンセサイザーでは採用されていなかった、物理的なエンコーダーを装備し、エンベロープもADSR式と、アナログシンセサイザー感覚で音作りが行えるのも大きな特徴となっている。さらに30種類のエフェクターも内蔵。3系統までの同時使用が可能である。

そのほか、16ステップのポリフォニック・シーケンサー、ランダムなサウンドを生み出すランダマイゼーション機能、スペクトラム・アナライザーにオシロスコープなどを搭載。さまざまな形でのサウンドメイキングが期待できる。

鍵盤は37鍵(ベロシティおよびリリース・ベロシティに対応)。サイズはW565×H90×D338mm、質量は2.9kg。本体のほか、ACアダプターなどが付属する。