「Pokémon GO Special Weekend(スペシャル・ウィークエンド)」は、位置情報ゲーム『Pokémon GO(ポケモンGO)』で、特別なポケモンに出会えるチャンスのあるイベント。色違いポケモンも出現するので、世のトレーナーたちは開催日の11月7日と11月8日を待ちわびていたことだろう。ライター・岡安ももちろん参加。前回「GO Fest 2020」の記事を書いたのち、まったく音沙汰なかったが、突然スペシャル・ウィークエンドについて話し始めた。
2020年のスペシャル・ウィークエンドは“お買い物”で参加
岡安:さて、今回ですが、先日行われた「スペシャル・ウィークエンド」について振り返ってみようかなと思います。
安川:えっと、前回から3カ月も経っているのに、シレっと勝手に始めないでください。3カ月の間にもいろいろありましたよね。
岡安:それは追々。
安川:おいおい。
岡安:で、スペシャル・ウィークエンドですが、2018年にはソフトバンク、タリーズ/TOHOシネマズ/ジョイフル、マクドナルド、AEONの4日間、2019年には伊藤園/TSUTAYA、マクドナルドの2日間開催されました。2020年の今回は3回目で、セブン-イレブン/ソフトバンク、マツモヨキヨシが対象店舗です。
安川:対象店舗で一定額買い物をすると、参加券がもらえるんですよね。
岡安:そうです。今回はセブン-イレブンでPayPayを使って税込711円以上の買い物するか、マツモトキヨシでマツモヨキヨシ公式アプリをダウンロードし、会員登録をすると翌日アプリ内にクーポンが届くので、これを使ってマツモトキヨシで税込700円以上の買い物をするって感じです。
安川:あれ? ソフトバンクではどうなっているんですか。
岡安:ソフトバンクは、独自の参加券配布はしていません。PayPayと連携済みのソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、セブン-イレブンで一度に税込200円以上の買い物をすると参加券を受け取れるようになるという特典でした。
安川:なるほど、コンビニで711円はなかなかハードル高かったですけど、ソフトバンクユーザーだとかなり楽じゃないですか。ただ、今回はPayPayにしてもマツモトキヨシ公式アプリにしても、スマホを持っていることが前提ですね。
岡安:まあ、『ポケモンGO』のイベントなので。そもそもスマホを持っていないと『ポケモンGO』できませんよ。そこは問題ないでしょう。
安川:あれ、ちょっとバカにしましたか? いいんですよ? もっと原稿を催促しても。……まぁ、どちらにせよ、普段アプリを使っていない人からすると、ダウンロードのハードルがあったわけですね。
岡安:まあ、そうですね。あと、セブン-イレブン/ソフトバンクの参加券はSMSで、マツモヨキヨシは登録したメアドに送られてくるのがちょっと分かりづらかったです。危うく見逃すところでした。
安川:買い物して、参加申請の期間と参加券のメールを確認し、参加権を取得する。そして、イベント当日と、1カ月の間に3回もやることがあるのは面倒なうえ、うっかり忘れてしまいそうです。
アンノーンは既出文字、色違いともなかなか出会えず
岡安:参加方法については、ほかにやりようもなさそうなので、しかたないでしょう。ダイレクトに参加券を送れればいいんでしょうけど。で、今回のスペシャル・ウィークエンドですが。
安川:スペシャル・ウィークエンドといえばアンノーンですよね。
岡安:今回は、セブン-イレブン/ソフトバンクのSとB、マツモヨキヨシのMとKがそれぞれ出現しました。8月に開催した「Pokémon GO Fest」では、色違いのアンノーンが出現したんですけど、今回は「色違いなし」です。アルファベット的にも既出のものだったので、長年やっている人からするとちょっと魅力薄な印象だったかもしれません。
安川:まあ、『ポケモンGO』の新規ユーザーにとっては、初めてのアンノーンかもしれませんし、それは仕方ないですよ。
岡安:ですね。ベテランユーザーを基準にしてしまうと、どうしても多くの人に楽しんでもらえなくなりますから。ただ、ほかに登場したポケモンの多くは色違いが出現したようです。ピカチュウ、フシギダネ、ゼニガメ、ヤミラミ、リザードン、ミネズミ、チラーミィ、テッシードがおこうから出現し、すべて色違いがありました。あとはセブン-イレブン/ソフトバンクの日はアブソルが、マツモヨキヨシの日はクチートが出現しました。こちらも、色違いありです。
安川:狙い目はテッシードですかね。まあ、ほかのポケモンもほとんど持っていないので、出たらうれしいんですけど。岡安さんは何か取れました?
岡安:2日間通して、1匹だけクチートの色違いが出ました。喜ばしいことですけど、すでに持っていたので、微妙な感じです。
安川:では、交換できますね。さっき捕まえた色違いでも何でもない、そして個体値もそんなに高くない「タマタマ」と交換しましょう。
岡安:……。それはさておき、スペシャル・ウィークエンド限定のタイムチャレンジもありました。
安川:あれ? どうしたんですか? 交換しましょうよ。タマタマと。こいつ、なかなかいい顔つきしてますよ。
岡安:タイムチャレンジのタスククリア報酬では、バネブー、ラッキー、ヒマナッツ、クルミル、ドーミラー、テッシード、リザードン、フカマルが出現しました。クルミル以外は色違いがあったんですけど、残念ながら出ませんでした。
安川:(……え? 交換してくれないの? 2匹持ってるならよくない? ケチかよ)……まぁ、クルミルはレアなので出てくるだけいいですよね。フカマルの色違いは欲しい人多そう。
岡安:タスク自体は4段階しかなく、最後はクリア報酬だけなので、実質は3段階。3時間のイベントなので軽めなのはいいのですが、やりごたえとしては、もうちょっとボリュームほしかったかもですね。
安川:え、簡単にクリアできたんですか?
岡安:ポケモンを15匹捕まえるとか、作業としては結構面倒なものが多かったんですけど、そこまで大変ではなかったですね。カーブのグレートスローに手こずった人はいるかと思いますけど。あと、1日目と2日目が同じタスクだったのも、ちょっと残念。片方しか参加していない人への配慮かもしれませんが、両日やっている人のほうが多いと思われるので、違うものにしてほしかったです。
安川:なるほど、それは楽しみが薄れますね。
岡安:まあ、スペシャル・ウィークエンドの初回は、参加券の争奪戦があったので、条件さえ満たせば誰でも参加できたのはよかったです。欲を言えば、もう少し色違い出現の確率を高めてくれたり、アンノーンで初めての文字を出して欲しかったところです。
安川:一応、有料イベントですもんね。まあ、有料と言っても実際には買い物しただけで、代価としてちゃんと買ったものは手に入っているので、有料とはまた違うかもしれませんが……。
岡安:11月22日には「Pokémon GO City Spotlight」が開催されますが、あれはちゃんとした有料イベントですね。
安川:そんなのがあるんですね。へぇ。えっと、日本だと京都で開催するんですね。岡安さんは行くんですか?
岡安:取材費として交通費を出していただければ行きますよ。
安川:へぇー、ふーん。じゃあ、次回は12月に2020年の振り返りって感じでいいですね。ちゃんと間に合わせてくださいよ。
岡安:え、あ、はぁ。