パナソニックは、別室から赤ちゃんを見守るためのベビーカメラ「KX-HBC200」を発売する。発売日は11月12日、価格はオープンで、市場想定価格は税別25.000円前後。
離れた部屋にいる赤ちゃんの様子を、フルHDの高画質でスマートフォンから見守り、その様子をmicroSDカード(別売)に写真や動画として記録できるベビーカメラ。2019年5月に発売したベビーモニター「KX-HC705」に対して寄せられた、「赤ちゃんの成長記録も残したい」という声に応えて開発された。
部屋が暗くなると自動的に赤外線LEDを点灯させる「ナイトモード」により、暗い寝室にいる赤ちゃんの様子も確認可能。動作センサーと赤外線センサーを併用して、動きを検出した方向にカメラが自動的に向く自動追尾機能も備える。
撮影中は動作や音、温度を検知し、反応するとスマートフォンに通知。カメラを置いている部屋の室温が設定した温度範囲を超えた場合に通知する機能もあり、部屋の室温を調整する目安となる。
撮影した一日分の動画を時系列につなぎ合わせ、録画映像を約10倍速で見る「タイムラプス」機能を搭載。宅内環境であれば撮影した動画をスマートフォンにも保存できるため、家族との共有やSNSへのアップロードに便利な仕様となっている。
カメラとスマートフォンの接続は、専用アプリ「ホームネットワークW」をスマートフォンにインストールした後、アプリを使用してカメラを無線LANに接続するという手順。胎内音、心音、ホワイトノイズ、波の音、雨音といった5種類の「おやすみ音」と子守歌の再生も可能で、カメラ本体は赤ちゃんの体が当たっても倒れにくい転倒防止構造を採用した。
主な仕様は、撮像素子が200万画素CMOS、対応記録方式がMPEG-4(動画部分:H.264、音声部分:AAC)、画角が水平約54度・垂直約31度、動作検知範囲は約5m(使用環境温度が20℃の場合の目安)、対応無線LAN規格がIEEE802.11 b/g/n、出力映像はフルHD(1920×1080)、HD(1280×720)、VGA(640×480)など。
対応するスマートフォン/タブレットは、Androidの場合Android 5.0以降でGoogle Play対応機種。iPhone/iPadの場合、iOS10.0以降搭載が条件で、iPhoneであればiPhone 5s以降、iPadではiPad Air以降となっている。本体の外形寸法は約133×98×98mm、重さは約460g。カラー展開はホワイト1種類。