米MicroasoftがWindows Experienceブログで、Webページのキャプチャ機能やPDFの目次機能など、10月にロールアウトを開始する「Microsoft Edge」ブラウザの新機能を披露した。
キャプチャ機能は10月8日からロールアウトが始まった。画面に表示されている部分だけを撮影するスクリーンショットではなく、選択ツールでページをドラッグしたままスクロールし、ぺージ全体から必要な部分を指定してキャプチャできる。保存したファイルは資料としてオフラインで閲覧したり、共有することも可能。
PDFの目次機能は、PDF関連でユーザーから強く要望されていた機能の1つだったという。8日から目次機能を備えたPDFファイルで、目次からリンクされたセクションにワンクリックで移動できる。長いPDFドキュメントをスクロールすることなく、すばやくナビゲートできる。
新規タブページがさらに便利になる。Meet Nowによるアドホックのビデオ通話を、新しいタブから簡単に開始できる機能を10月にロールアウトする。Meet Nowはサインナップ不要、作成したリンクで最大50人まで参加できる。チャット、スクリーン共有、セッション記録といった機能を備える。また、新しいタブのカスタマイズ設定で、ユーザーが所有する写真をアップロードして新規タブ・ページの背景に設定できるようになる。10月中に利用できるようになる予定。
これらの他、今年5月に公表したコレクションとPinterestを連動させるコラボレーション機能が10月に一般提供になる。Pinterestユーザーが同機能をオプトインすると、コレクションの内容に関連したボードやPinterestのトレンドが表示され、アイディアの参考になりそうなPinを閲覧できる。また、ユーザーのコレクションから写真やWebページをPinterestのボードに送ることも可能になる。
10月から米国のみのロールアウトになるが、ホリデーシーズンに向けてMicrosoft Bingの商品検索の価格比較がEdgeのコレクションに統合される。オンラインショップの商品ページをコレクションに登録すると、その商品のカードに「他の小売業者と価格を比較する」というリンクが現れ、クリックすると最低価格のショップを含む複数のオンラインショップの価格が表示される。
また、米国のMicrosoft Bingで「Bing Rebates」というキャッシュバック・サービスを利用できるようになった。Microsoft Rewardsと連動したサービスで、Bingで商品を検索した結果にBing Rebatesのキャッシュバックが表示されていたら、Bing経由でアクセスしたショップでの購入でキャッシュバックを得られる。