ロジクールが、MXシリーズ最上位のコンパクトマウス「MX Anywhere 3」「MX Anywhere 3 for Mac」を10月29日に発売します。どちらのモデルもオープン価格ですが、ロジクールオンラインストアでは10,780円(税込)で販売されます。
MXシリーズの小型フラグシップが国内上陸
Win/Macで使えるMX Anywhere 3にはグラファイト / ペイルグレー / ローズの3色が揃い、MX Anywhere 3 for Macはペイルグレーの1色展開になります。どのモデルにも故障に対応する2年間無償保証が付きます。
マウス本体の性能は両モデル共通ですが、MX Anywhere 3にはUSB接続のワイヤレスドングルUnifyingレシーバーを付属。USBケーブルはPC側がUSB-A端子となります。一方のMX Anywhere 3 for MacはMacやiPadとBluetoothで接続するマウスになるため、Unifyingレシーバーが付属していません。USBケーブルは両側がUSB Type-Cです。
MX Anywhere 3シリーズの仕様についてはLogitecが9月21日に発表したグローバルモデルの内容と同じになるため、詳細は既報のニュースも合わせてご確認下さい。2019年秋に発表したフラグシップマウス「MX Master 3」に採用された先進技術を惜しみなく注ぎ込みながら、手の小さなユーザーにも快適なハンドフィットが実感できるほどのサイズダウンを図ったことに要注目です。
MagSpeed電磁気ホイール搭載を継承
10月1日にロジクールが開催したオンライン発表会には、Logitec InternationalでMXシリーズの統括責任者を担当するHead of product management & innovation - for the MX categoryのJean‐Christophe Hemes氏が登壇。新製品を開発するうえでこだわったポイントなどを解説しました。
Hemes氏によると、2019年に発売したワイヤレスマウスのMX Master 3、ワイヤレスキーボードのMX Keysは、仕事の生産性を高める機器の操作感、あるいは製品の質感そのものにもこだわるプロフェッショナル志向のユーザーにとてもよい反響を得ているそうです。
そのうえで「MX Master 3の素晴らしい機能をよりコンパクトサイズなマウスで実現すること」をテーマに掲げながら、前世代のモデルにあたる「MX Anywhere 2S」からのアップグレードを丁寧に押し進めてきました。
MX Anywhere 3シリーズには、MX Master 3から搭載する独自開発のMagSpeed電磁気スクロールホイールがあります。
秒間約1,000行の高速スクロール性能を実現。ホイールを勢いよく回転させると、心地よいクリック感が得られるラチェットモードから、スムーズなフリースピンモードへ自動で切り替わる「SmartShift」にも対応します。
Hemes氏は「エンジニアリングチームの力により、スクロールホイールもMX Master 3のものから性能を落とすことなく、よりコンパクトに搭載できた」とアピールしています。MX Anywhere 2Sに比べるとスクロールの精度は87%アップしています。
透明なガラステーブルの上や、光沢のあるビニールクロスなどを敷いたテーブルの上で直接マウスを操作できる「Darkfield高性能センサー」も強力。センサーの感度を200~4000dpiの間で調節して、例えばひざの上にマウスを置いてポインタを正確に動かすこともできます。