米オラクルは9月29日(現地時間)、Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)およびOracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)のアップデートを発表した。

主な強化ポイントは、タッチレス・オペレーションによる効率向上、予測プランニングによる意思決定の向上、デジタル・アシスタントによるユーザーの生産性およびコラボレーションの向上、業界に特化した機能の追加の4点。

タッチレス・オペレーションによる効率向上では、企業が効率化や迅速化、精度を高めるため、インテリジェント・プロセス・オートメーション(IPA)、デフォルトのインテリジェント・アカウント・コンビネーション、規制報告の自動タグ付けの各機能を追加した。

予測プランニングによる意思決定の向上では、企業が計画を策定して迅速に実行するためのインテリジェント機能として、インテリジェント・パフォーマンス管理、コーポレート及びプロジェクトの予実管理、事業継続管理の各機能を強化した。

デジタル・アシスタントによるユーザーの生産性およびコラボレーションの向上では、ユーザーにメリットをもたらすシンプルな会話と文脈に沿ったユーザー・エクスペリエンス機能として、プロジェクト時間入力を追加し、コラボレーション・プラットフォームの拡張を実施した。

業界に特化した機能としては、公益・公共事業及び石油・ガス業界向けジョイント・ベンチャー管理機能、資産集約型産業向けの複雑な調達機能、プロフェッショナル・サービス業界向けの柔軟なリソース・スケジューリングを追加した。