Android Policeは9月27日(米国時間)、「Google Maps is getting a dedicated car mode UI」において、GoogleがGoogleマップの運転モード用に新しいユーザーインタフェースを開発中と伝えた。このUIはスマートフォン向けAndroid Autoに搭載される予定の「アシスタントドライビングモード」によく似ており、マップとナビゲーションに加えて、音楽再生のコントロールパネルや音声入力アシスタント、専用のホーム画面などを備えたものになっている。

Googleマップでは従来より自動車用のナビゲーション機能を備えた運転モードが提供されているが、それとは別に車載ナビゲーション専用のアプリとして「Android Auto」も提供されている。Android AutoのナビゲーションUIについては、将来的に「アシスタントドライビングモード」と呼ばれるインタフェースに置き換えられることがGoogleから発表されている。

Android Policeによれば、Googleマップの新しい運転モードは、このAndroid AutoのアシスタントドライビングモードのUIによく似たものになっているという。このUIでは下部に音楽再生のコントロールパネルと、音声入力アシスタントおよびホーム画面のためのアイコンが表示されている。ホーム画面のアイコンをタッチすると、通話やメッセージ、音楽プレイヤー、ポッドキャスト、YouTube Musicなどのためのアイコンが並んだ、専用のホーム画面が表示される。

この新UIについて、「Android Autoのアシスタントドライビングモードとほぼ同じ機能とUIを持ったモードをGoogleマップに用意するのは少々不可解」とAndroid Policeは伝えている。現時点では、新しい運転モードはごく一部のユーザにのみ配信されている状態で、全ユーザが試せるというわけではないとのことだ。