ティファールの「Cook4me(クックフォーミー)」は、1台で炒め物、煮物、蒸し物、圧力調理ができる電気調理鍋。調理の手順を本体の液晶画面で確認できるため、料理初心者にも使いやすい点が魅力です。今回新たに容量3Lのタイプが登場。詳細をオンラインセミナーからお届けします。
クックフォーミーを始めとする電気調理鍋は、「時短家電」「ほったらかし調理家電」などと呼ばれて注目されています。
ティファール製品を販売するグループセブジャパンのマーケティング本部 山田香菜子さんによると、「電気調理鍋マーケットは、直近12カ月でみると数量ベースで162%増」とのこと。テレワークが広がり、自宅で食事をする機会が増えたこともあり、簡単に調理ができる電気調理鍋は引き続き人気を集めそうです。
クックフォーミーは、圧力調理、炒める、煮込む、蒸す、炊飯、保温機能(63℃、最大5時間)、再加熱機能(70℃、最大3時間)と、調理のバリエーションが豊富。しかも、前菜、メイン、デザートといったレシピを本体に内蔵しており、さまざまな調理が楽しめます。
とはいえ、従来モデルは6Lという大容量。ご飯なら10合炊けるとあって、サイズも大きめです。キッチンで存在感がありすぎるため、キッチンが狭い場合や少人数世帯では置きにくいのが難点でした。ユーザーからは、小容量サイズの要望が多かったそうです。
そうしたユーザーニーズに応えて誕生したのが、今回の新製品「クックフォーミー 3L」というわけ。クックフォーミー 3Lは、従来のクックフォーミーの機能はそのまま、サイズをコンパクトにしました。調理なら4人分、炊飯なら4合まで可能です。
作り方はクックフォーミーが教えてくれる
オンラインセミナーでは、チキンジンジャーを作るデモンストレーションが行われました。
本体のダイヤルで操作すると、レシピを確認できます。調理時間が表示されるのは、食事の支度の計画が立てやすいのではないでしょうか。材料や調理工程の説明などを本体で行うため、料理の初心者はもちろん、初めて作る料理に挑戦するときも便利ですね。
さて、チキンジンジャーはまず鶏肉を炒めていきます。クックフォーミーはフタを開けながら炒め物ができるので、肉にしっかりと焦げめを付けられます。
内鍋はこびりつきにくいセラミック加工を施しているためお手入れが簡単。食器洗い乾燥機にも対応しています。
クックフォーミーの消費電力は900Wです。一般的な電気圧力鍋(600~700W)と比べてハイパワーなので、予熱時間が短くてすむのもポイント。液晶画面で予熱ステータスを表示してくれるのも親切です。また、ガスと鍋で調理した場合と比べて、圧力調理を使えば調理時間を最大で3分の1短縮できるため、食事準備の時短に貢献するとしています。
買い物メモも作れる、専用アプリ
スマートフォン用のアプリ「クックフォーミー」も紹介されました。献立の検索、レシピの食材・分量・調理手順の確認、買い物メモといった機能を備えたアプリで、従来モデルにも対応します。
料理初心者にオススメしたい
クックフォーミー 3Lは、本体サイズが幅324×奥行314×高さ268mm。最大で4人分の料理を作れる容量です。ファミリー世帯の食事の準備にちょうど良いサイズですが、1~2人世帯での作り置きにもオススメ。圧力調理や蒸し料理などいろいろな調理を1台でまかなえるため、キッチンスペースに制約がある人も助かると思います。210種類の内蔵レシピは献立作りをサポートしてくれるでしょう。
個人的にオススメしたいのは料理初心者。火加減の調整や材料を入れるタイミングなどをクックフォーミーが教えてくれるので、料理を覚えるのにぴったりです。人によっては本体の液晶画面の文字が小さく感じるかもと思っていましたが、スマホアプリに対応したことで、その問題も解消できたのではないでしょうか。家族のおうち時間が増えて食事の準備に頭を悩ませているという人は、ぜひチェックしてみてください。