川崎重工は10日、社内公募制度から電動三輪ビークル「noslisu」を選定したことを発表した。

4月に開始した社内公募制度「ビジネスアイディアチャンジ」への応募約100件から選ばれた電動三輪ビークル「noslisu」は、ペダル操作がなく走行可能なEV仕様(要普通自動車免許)と電動アシスト自転車仕様の2つを選択できる新たなモビリティを実現する乗り物。

電動三輪ビークル「noslisu」の試作機(同社資料より)

電動三輪ビークル「noslisu」の試作機(同社資料より)

前2輪方式の安定した走行で大容量の荷物も設置でき、バスや電車などでのアクセスが難しいエリアでも、EV仕様と電動アシスト自転車仕様を使い分けるなど宅配事業者や高齢者のニーズに応える。公式サイトには動画も掲載してあるが、便利であることはもちろん、新しい走行体験が楽しそうだ。


現在は、試作品を用いたビジネスモデルの仮説構築・検証フェーズにある「noslisu」だが、今後はシェアリングサービスやフィンテックの活用も視野にいれながらマーケティングなどの具現化フェーズに移行し、2022年度からの販売を目指す。