住友電気工業は4日、光ファイバネットワーク構築の際に必要な融着接続機にAIやIoT技術を搭載することで精度や機能を向上させた新製品を10月より販売することを発表した。

世界初のAI融着機「TYPE-72C+」(同社資料より)

世界初のAI融着機「TYPE-72C+」(同社資料より)

10月より販売される同社新製品「Type-72C+」は、光ファイバ同士を溶融接続する融着接続機で、従来機であるTYPE-72Cに独自AI技術「NanoTune」を搭載。融着条件の微細なチューニングが可能になり、ファイバカットなど前処理に伴う再融着作業を無くすなど、スキルや環境に依存しない作業を実現する。

また、無線LAN接続機能も搭載しており、融着接続上を同社クラウド「SumiCloud」で一元管理。装置点検・消耗品交換の事前検知などスマートフォンでも機器の状況が確認できるようになる。

なお、同社ではAI技術を搭載する融着機は世界初になるとしている。