富士通は、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」や新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「withコロナ」環境での学習を支援するため、学習用タブレットで活用できるネットワーク切り替えツール「future瞬快 コネクト」と、「オンライン学習環境支援サービス」の無償提供を発表した。8月から順次提供を開始する。
いずれもWindowsタブレットを導入する全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象にする施策。「future瞬快 コネクト」は1クリックのかんたんな操作で接続先のネットワークを学校と家で切り替えられるツールで、利用開始から永続的に無償で利用できる。
「オンライン学習環境支援サービス」は、先生がオンライン学習の日時や内容、使用するツールについて児童や生徒に通知できるサービス。利用開始から1年間無償で利用可能。通知された児童や生徒はタブレットのブラウザ上に表示された学習予定をタップするだけで、家庭内のネットワーク環境からかんたんにオンライン学習に参加できる。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、当初予定されていた配備計画を文部科学省が大幅に前倒ししたことを受け、同社ではICT環境の急速な整備に対応するためサービス提供を実施。先生や児童・生徒が負担なく端末を快適に使えるよう、学習用端末の持ち帰りやオンライン学習を支援するツール・サービスを順次提供していくとしている。