日本ネットワーク技術者協会は7月29日、ヤマハネットワーク機器検定試験「Y検」のRTXルーター検定 for VPNの申し込みを開始し、8月1日より全国260カ所で通年実施すると発表した。
あわせて、次期試験として、「RTXルーター検定」のベータ版を2020年12月に実施されることも発表された。
日本ネットワーク技術者協会の代表理事を務める吉政忠志氏は、「Y検」について、「一般的に、製品を対象とした認定試験は製品の知識を問うもの多いが、Y検はヤマハの製品コンセプトや製品を解発した背景まで理解できるような試験にしたい」と語る。
日本ネットワーク技術者協会の特別協賛会社はSCSKが担い、協賛会社にはテックデザインとランシステムが名を連ねる。ランシステムは、社内のネットワークエンジニアに「Y検」の取得を推進し、名刺にもロゴを記載するという。
「RTXルーター検定 for VPN」は、ヤマハルータを使って、VPN接続を行うための知識を問う試験で、『ヤマハルーターでつくるインターネットVPN [第5版] 』(マイナビ出版)より出題される。設問数は40問、合格基準は70%で正解で合格、受験料金は1万円(税別)となっている。
一方、「RTXルーター検定」は、ヤマハルータを使って、インターネット回線を使用した企業ネットワークの設計や構築を行うための知識を問う試験で、対象機器はRTXとvRX。教科書は現在作成中とのこと。「RTXルーター検定」の出題範囲は以下の通りだ。
ちなみに、「Y検」に合格して体験記を同協会に送ると、ヤマハルータにちなんだプレゼントがもらえる。現在、「RTA50i風マグカップ」がもらえるが、「RTX830風アームレスト」を試作中だ。吉政氏によると、日本ネットワーク技術者協会のイベントで「RTA50i風マグカップ」を個数限定で配布したところ、毎回、大人気だという。
なお、同協会は今後、「Y検」として、「ネットワーク検定」「SWXスイッチ検定」「WLX無線AP検定」「YNO検定」の実施も計画している。