ヤマハ発動機は7月29日、オフロード向けスポーツ電動アシスト自転車(e-BIKE)の新モデル「YPJ-MT Pro」を発表した。全国の「YPJ Pro Shop」で9月25日から発売する。価格は660,000円(税込)。

  • ヤマハのe-BIKE「YPJ-MT Pro」

「YPJ-MT Pro」は、オフロード向けスポーツ電動アシスト自転車「YPJ」シリーズのフラッグシップモデル。デザインとカラーリングは、ヤマハレーシングカラー(ブルー×シアン)を基調としている。

メインフレームは、トップチューブ×2本とダウンチューブ×2本に分かれている「YAMAHA Dual Twin Frame」を採用。2本のトップチューブ間にリヤサスペンションを配置し、シート高やトップチューブ上面の高さを抑え、足つき性を高めている。ダウンチューブは、バッテリーを2本の閉断面で挟み込んで剛性を確保。合わせて車体の重量バランスも最適化し、操縦性や取り回し性を向上させた。

リヤサスペンションレイアウトは、路面追従性を考慮して設計。フロントサスペンションのストローク量は160mm、リヤホイールトラベル量は150mmで、マウンテンライドに適したものとなっている。

ドライブユニット「PW-X2」は、シャープなペダリングレスポンスを維持しつつ、より高いクランク回転数に対応。スムーズながら、パワフルなアシストを行うとしている。アシストモードは、7モードから選択可能。新たに搭載されたのは、「ECOモード」から「HIGHモード」までのアシストモードを、車両側が自動的に選択する「Automatic Support Mode」。

バッテリー容量は13.1Ahで、モーターはブラシレスDC式。定格出力は240W。最長走行距離は「+ECO」モードで197km。変速方式は外装11段(前1速×後11速)で、ラピットファイヤーシフト(SIMANO DEORE XT)を搭載する。バッテリー残量、速度、消費カロリー、ペダリングパワー(W)などを表示する液晶ディスプレイ式の「コンパクトマルチファンクションメーター」を装備。

タイヤサイズは前後輪ともに27.5×2.8mm。本体サイズはLサイズが全長1,980mm、全幅790mm、サドル高885~1,105mm、重さ24.2kg。Mサイズは、全長1,935mm、全幅790mm、サドル高845~1,095mm、重さ24.1kg。Sサイズは、全長1,885mm、全幅790mm、サドル高835~1,050mm、重さ23,8kgとなっている。