Ryzenに高速版の「3000XT」シリーズ

AMDの第3世代Ryzen新モデルとして、「3000XT」シリーズが追加、発売が開始された。「Ryzen 9 3900XT」「Ryzen 7 3800XT」「Ryzen 5 3600XT」の3モデルが用意。いずれも従来モデルよりブーストクロックが高速化されているのが特徴だ。価格はそれぞれ、66,000円前後、51,500円前後、32,000円前後。

  • AMDの「Ryzen 9 3900XT」。従来の3900Xとの価格差は5,500円程度だ

    AMDの「Ryzen 9 3900XT」。従来の3900Xとの価格差は5,500円程度だ(画像:オリオスペック)

型番に「XT」が付くのは、Ryzenではこれが初めて。従来の「X」モデルと比べると、スペック上の違いはブーストクロックが0.1~0.2GHz高速化されていることのみ。コア数/スレッド数、ベースクロック、TDPなどのスペックは同じだ。なお3900XTと3800XTはCPUクーラーが付属しなくなっているので、別途用意する必要がある。

1つ注意して欲しいのは、マザーボード側の対応だ。製品によっては、BIOSのアップデートが必要になる可能性もあるので、不安があれば購入時にショップで相談すると良いだろう。

・BUY MOREがまとめているBIOSの対応状況
https://twitter.com/PCDIYFreeT/status/1286143217272942592

またAMDでは、Ryzenの対象モデルを購入することで、最新のアクションRPGゲーム「アサシン クリード ヴァルハラ」がもらえるキャンペーンを実施中。購入の対象期間は10月3日までで、詳しくは公式サイトを参照して欲しい。

・ゲームがもらえるキャンペーン第2弾
https://amd-heroes.jp/sp/ryzen_2020vol2/

まだPCIスロットが使えるB550マザー

BIOSTARの「B550GTA」は、コスパに優れたAMD B550チップセット搭載マザーボード。高効率で低発熱なDr.MOSによる10フェーズ電源、Realtekコントローラによる2.5GbE等を搭載しながら、価格は19,000円~20,000円前後と安い。今となっては貴重なPCIスロットを1つ搭載することも注目ポイントだろう。

  • BIOSTARの「B550GTA」。ヒートシンク付きのM.2スロット×2も搭載する

  • 2.5GbEのほか、グラフィックス出力はDisplayPort、HDMI、DVIを搭載