アドビは7月20日、2020年10月20日~22日にオンライン開催予定となっている米国発のイベント「Adobe MAX 2020」に、同年開催予定の他国・他地域すべての「Adobe MAX」イベントを一つに統合し、全世界で同時開催することを発表した。
これまで日本では、米国の同イベント開催後に「Adobe MAX Japan」を開催し、主要ソフトのアップデート解説や講演などを行うのが通例だった。今秋も「Adobe MAX Japan 2020」を開催予定だったが、この決定により他地域同様、米国のイベントに一本化される。
「Adobe MAX 2020」は、米国時間での開始を皮切りに、主要地域のタイムゾーンに合わせた各リージョンの基調講演(キーノート)やブレイクアウト セッションを公開する。
日本向けには、日本語で行われるセッションをはじめ、英語でのブレイクアウト セッションも字幕で視聴できるということで、これまで以上に多くのコンテンツを視聴できるとしている。
また、Adobe Creative Cloudの製品のノウハウを学ぶテクニカルカンファレンスのストリーミング視聴のみならず、インスピレーションやクリエイティブ思考を刺激するようなセッションも多数用意するとのこと。
昨年までは参加費が必要だったが(※Adobe MAX Japan 2019の参加費は一般1万円、学生無料)、同イベントは登録制で、無料で参加することができる。参加登録は8月に公開する公式登録サイトにて受付する予定で、詳細については後日発表する。
アドビのジェームズ マクリディ代表取締役社長は、このイベントの開催について、「プロのクリエイターの方はもちろん、Adobe Creative Cloudを使い始めたばかりの方や学生の方まで、より幅広い方にご参加いただき、アドビの新製品情報はもちろん、世界の最新のクリエイティブ情報やトレンドも体験いただける、年に一度のアドビの祭典を体験していただきたいと考えています」と語っており、プロ向けから初心者向けまで多様なコンテンツを提供するとした。