ソフトバンクグループで人事サービスを提供するSBアットワークは13日、クオレ・シー・キューブと東京大学大学院 医学系研究科 精神保健分野の川上 憲人研究室と共同で開発したパワーハラスメントの実態調査や発生リスクを算出するサービス「Wellness Eye Plus(ウェルネスアイ プラス)」の提供開始を発表した。
同サービスは、SBアットワークが開発したストレスチェックサービス「Wellness Eye」を活用し、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメント、組織風土や上司のマネジメントスタイルに関するいくつかの質問に回答することで、パワーハラスメントの現状把握とまだ顕在化していないパワーハラスメントの発生リスクをスコア化し、見える化するもの。質設問構成・評価ロジック等は、ハラスメント・コンサルティングに実績があるクオレ・シー・キューブと労働者のメンタルヘルス分野など精神保健分野への取り組みを行う 東京大学大学院 川上憲人教授が作成し、SBアットワークが試験フィールの準備と提供、試験データの収集を行っている。
2020年6月1日より改正版「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(改正労働施策総合推進法)」、通称「パワハラ防止法」(e-Gov内)が施行されているが、同社では企業などは法令で年1回の実施が義務付けられているストレスチェックの実施と同時にパワーハラスメントの実態と発生リスクを把握でき、総合的な職場環境の改善に寄与することを述べている。