Google Play開発者サービスは、Googleが提供する各種機能とアプリをつなぐ仲介役的存在です。マップアプリで地図を表示する、フォトアプリでクラウド上の写真を閲覧する、といったGoogleのオンラインサービスを活用するアプリは、Google Play開発者サービスを介してその機能を実現しています。
言い方を変えれば、メーカーやモデルの違いを超えて統一されたGoogleのサービスを実現するための存在ですが、それだけではありません。Googleは「Google Play開発者サービス パブリック ベータ プログラム」を実施し、希望するユーザに対しGoogle Play開発者サービスの未公開バージョンの利用を許可しています。世界中の多くのユーザに参加してもらい報告を受けることで、正式バージョン公開までに磨きをかけようというわけです。
そのプログラムに参加するには、GoogleアカウントでサインインしたAndroid端末でGoogle Play開発者サービスのWEBページ(リンク)にアクセスし、「テスターになる」ボタンをクリックします。
やがて届くGoogle Play開発者サービスのアップデートを適用すれば、未公開の機能を試せるようになります。アップデートがいつ届くか、どのような機能を試せるかはそのときの状況により異なりますが、待つしかありません。ベータテスターを終了する場合には、参加したときと同様にGoogle Play開発者サービスのWEBページへアクセスし、「プログラムを終了」ボタンをタップします。
報道によれば、2020年7月現在ベータプログラムを通じて「近くのAndroid端末とファイルのワイヤレス送受信を実現する機能」がテストされているそうです。正式版ほど動作は安定していないかもしれませんが、話題の新機能をひと足早く試したいのなら参加してみては?