シグマは6月18日、フルサイズミラーレス用の交換レンズの新製品「100-400mm F5-6.3 DG DN OS」を発表した。100~400mmを広くカバーする超望遠ズームレンズで、本体を軽量コンパクトな設計とした。Lマウント用とソニーEマウントの2種類を用意する。希望小売価格は税別12万円で、発売日は7月10日。
ミラーレス専用に新たに光学設計をし直し、描写性能を高めながら小型軽量化を図った望遠ズームレンズ。ステッピングモーターの採用で位相差AFとコントラストAFの両方に対応し、写真だけでなく動画の撮影に向く。ズームは、フードをつかんでズーム操作ができる直進式ズーム機構を採用する。
レンズ内に約4段分の補正効果を持つ光学式手ブレ補正機構を内蔵し、カメラ側のボディ内手ブレ補正機構と組み合わせれば強力にブレを補正できる。レンズは簡易防塵防滴構造で、アルカスイス対応の三脚座「TS-111」(税別12,500円)は別売。
ミラーレスカメラ用に新規開発したUSB DOCK「UD-11」を利用すれば、フォーカスリングを操作した際のピントの移動量などを調整できる。UD-11の価格は未定。
- レンズ構成:16群22枚(FLD1枚、SLD4枚)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最小絞り:F22-29
- 最短撮影距離:112cm(ワイド)、160cm(テレ)
- 最大撮影倍率:1:4.1(400mm時)
- フィルターサイズ:67mm
- 最大径×長さ:86mm×197.2mm
- 重さ:約1,135g(PROTECTIVE COVER PT-31含む)
Lマウント用のテレコンバーター2種も用意
100-400mm F5-6.3 DG DN OSと同時に、ミラーレス専用に新規設計したテレコンバーター「TC-1411」(1.4倍)「TC-2011」(2倍)も同時に発表した。コンパクトなシステムを維持しつつ、最大800mm相当の超望遠撮影が可能になる。テレコンバーター装着時もオートフォーカスが働く。マウントアダプターはLマウント版のみ用意する。希望小売価格は、TC-1411が税別55,000円、TC-2011が税別60,000円。発売は7月10日。