米Cisco Systems(シスコ)は6月18日、同社が2月に発表したクラウドネイティブなサイバーセキュリティ プラットフォームである「Cisco SecureX」を、6月30日から全世界で提供すると発表した。新プラットフォームは同社のセキュリティ製品に搭載し、企業のセキュリティ管理を簡素化してセキュリティを強化するという。

同プラットフォームは、同社の広範な統合セキュリティ ポートフォリオと顧客の既存のセキュリティ インフラ全体を結び付け、シンプル化し一貫したエクスペリエンスを提供するものだという。

一元化した可視性を提供し、自動化を可能にし、ネットワーク、エンドポイント、クラウド、アプリケーションの全てを通じてセキュリティを強化するという同プラットフォームにより、ユーザー企業は追加費用を発生することなく、一元化した可視性、自動化による運用効率の向上、セキュリティの強化といったメリットを得られるとしている。

一元化した可視性として、同プラットフォームはネットワーク、エンドポイント、クラウド、アプリケーションを通じ、運用及び脅威に関する主要メトリクスを提供するという。 SecureXのリボン機能によって、プラットフォームは同社の全てのセキュリティ テクノロジーに統合しているため、ユーザー企業は全ての製品でプラットフォーム機能にシームレスにアクセスできるとのこと。

自動化による運用効率の向上については、同社やサードパーティのセキュリティを含めて多様な製品を通じてワークフローを自動化できるため、企業はより重要なタスクに集中できるとしている。

セキュリティの強化に関しては、同プラットフォームの脅威対応により、セキュリティ エキスパートは攻撃のターゲットを迅速に特定し、複数のインテリジェンスソースやネットワーク、エンドポイント、eメール、クラウド、サードパーティ製品から得たインテリジェンスデータと関連付けて、数分のうちに対応措置ができるとしている。