EDGEMATRIXとNTTドコモは、簡単にエッジAIを利用できる環境の提供をめざし、2019年8月に出資および業務提携に合意したが、5月28日、EDGEMATRIXが、現場(エッジ)でカメラ映像などをAI処理する「エッジAI」を簡単に導入、管理できる映像エッジAIプラットフォーム「EDGEMATRIX(エッジマトリクス)」提供を開始した。
今回提供開始する「EDGEMATRIX」は、屋内外に設置する多数のエッジAIデバイス「Edge AI Box」に対し、設置場所の管理や稼働状況の監視のほか、遠隔操作が可能になるもの。
また、エッジAIデバイスで取得する映像データをリアルタイムに閲覧することができるほか、AIによる映像解析で何らかの危険や異常を検知した際に、メールなどでアラート通知することができる。
さらに、本プラットフォーム上で利用するAIアプリの購入ができる「EDGEMATRIXストア」を備える。
サービス開始時には、「顔と体温検知」「密接と密集検知」「赤ちゃんうつぶせ寝検知」「ナンバープレート検知」「侵入検知」の5種のAIアプリを提供。ストアから最適なAIアプリを購入することで、容易にAIソリューションの導入が可能となる。年内には20種類を超えるアプリの提供をめざすという。
「EDGEMATRIX」の価格は月額4,300円から。また、「EDGEMATRIX」に加え保守と無償交換サポート付きの「Edge AI Box」機器レンタルをまとめたサブスクリプション形式は、月額10,300円から。
また、AIアプリを提供するAIアプリ開発パートナー向けには、「Edge AI Box」の処理性能を最大限に生かし、短時間に効率的な開発を行うための技術文書やツールのセット「EDGEMATRIX Stream Toolkit」を提供する。