メガネブランド「Zoff」を運営するインターメスティックは5月28日、ブルーライトが目などの体に与える影響について行った調査結果を公表した。調査によると、2人に1人がスマホなどの光によって「デジタル時差ボケ」に陥っているという。

  • 2人に1人がブルーライトで"時差ボケ" - メガネの「Zoff」調査

    調査に用いられたチェックシート

同社では調査を行った背景として、在宅勤務や休校措置などの増加に伴い、電子機器との接触時間も急増していると指摘。ビジネスマン500人と小学生の子どもを持つ親500人の合計1,000人を対象に、電子機器の使用状況や生活習慣、健康状態について調査を実施した。

調査の主な結果として、2人に1人がブルーライトの浴びすぎによる昼夜逆転状態である「デジタル時差ボケ」状態に陥っていることが判明。この他、寝る前にベッドでスマートフォンを見ると回答した20代の男女は約9割という高い割合に上り、多くの人がデジタル時差ボケのリスクに晒されていることが分かったという。

調査を監修した眼科医の林田康隆氏は、「デジタルデバイスの使い過ぎによるブルーライトの悪影響で、睡眠のリズムが乱れて身体が常に“昼夜逆転状態”に陥る、いわゆる「デジタル時差ボケ」が引き起こされ、その結果、夜でも睡眠ホルモンの分泌が抑制され不眠症になったり、日中の集中力や仕事の生産性低下にも繋がった」としており、日中の眠気や倦怠感が寝る前に使用した電子機器から浴びるブルーライトによるものだと指摘する。

一方、ブルーライト対策を行っていない理由の上位には知識不足が多いと同社。「面倒だから」「対策方法を知らないから」「どのような危険があるのか知らないから」と答えた回答者が半数弱を占める結果となった。

Zoffでは、同社が販売するメガネのブルーライトカットオプションレンズを4月29日からすべて無料で提供している。ブルーライトをカットして睡眠の質を高め、"デジタル時差ボケ"を回避するには最適かもしれない。