不要なファイル、なくても困らないファイルを意味する「ジャンクファイル」。アプリがなにかの処理を進めるときデータの一時保存用として作成したが削除されず残ってしまった、ユーザが作成したものの長期間放置されているファイルを指します。Android OSにかぎらず、すべてのパソコン/スマートフォン用OSにジャンクファイルは存在します。

ジャンクファイルそれ自体は放置しても害はありませんが、量が増えればストレージを無駄に消費します。ストレージの空き容量はスマートフォンの快適な利用に重要な意味を持つため、ジャンクファイルは発見次第削除されるべきですが、どのファイルがジャンクファイルなのかを判断することは、Android OSやアプリに関して深い知識がなければ困難です。

GoogleがAndroid OSユーザ向けに提供する「Files by Google」には、ジャンクファイル検出機能が用意されています。本来の目的はファイルブラウザ(ストレージ上に存在するファイルを閲覧したり各種操作を行う機能)であり、Android端末間で直接ファイルの送受信を可能にするアプリですが、一定の基準を満たしたファイルが検出されたらユーザに通知する機能も備えているのです。

「Files by Google」は、ストレージの空き容量が残りわずかになった場合、30日以上使用していないアプリがある場合、サイズの大きいメディアファイルがストレージ容量を消費している場合には、自動的に通知を発信します。それと同様にジャンクファイルの状況を監視し、増えてきたら通知するというわけです。

「ジャンクファイルの保存容量が増えています」というタイトルの通知が届いたら、その通知をタップしましょう。ジャンクとみなされたファイルが一覧表示され、削除するかどうかを選択できます。自信がない場合はスルーしてもかまいませんが、ほとんどの場合問題ありませんから、この際削除することをお勧めします。

  • Androidの「ジャンクファイル」について通知が届きました!?

    ジャンクファイルが増えたら通知を受けます