アプリやメール、マップアプリで利用する位置情報など、Androidスマートフォンの機能とGoogleのサービスは切っても切れない関係です。Google以外にも、SNSやストリーミングなどのオンラインサービスを提供する企業は数多く存在し、Androidスマートフォンの機能を支えています。
それらサービスの利用者は必ず「アカウント」を保有しており、ユーザIDとパスワードにより正当な利用者であることの認証を得ます。設定アプリの「アカウント」画面は、そのようなアカウントを集中管理するためのもので、Googleアカウントをはじめとする複数のアカウントが登録されています。
その画面には「自動でデータを同期」というスイッチが用意されており、登録済のアカウントが関連するサービス/アプリによるデータの自動更新を制御します。このスイッチがオンの場合には、登録済アカウントはつねに最新の状態にたもたれ、オフの場合には手動更新(最後にサービス/アプリを利用したときのまま)となります。
スイッチをオフにすると、定期的なデータの送受信が省略されるため、データ通信量と電力消費量を節約できます。とはいえ、サーバ側とつねに同期させておきたい鮮度が重用なデータを含む場合、一律にオフしてしまうと利便性が低下してしまいます。更新があった場合の通知も届かなくなるため、慎重に決めたほうがいいでしょう。
なお、「アカウント項目」→「アカウントの同期」の順にタップし、現れた「アカウントの同期」をタップすると、同期する項目を絞り込めます。Googleアカウントではメールやカレンダーなどのサービスを個別にオン/オフできるので、「自動でデータを同期」スイッチですべてのアカウントを一律に制御するより、こちらを使うことをお勧めします。