PHPデベロップメントチームは4月16日(米国時間)、「PHP: Hypertext Preprocessor」において、PHP 7.4系とPHP 7.3系の最新版となる「PHP 7.4.5」および「PHP 7.3.17」の公開を伝えた。両バージョンはどちらもセキュリティリリースと位置づけられており、脆弱性に加え、バグの修正を含んでいる。PHPデベロップメントチームはすべてのユーザーに対し、それぞれの最新版へのアップグレードを推奨している。

  • PHP 7.4.5 ReleasedおよびPHP 7.3.17 Released

    PHP 7.4.5 ReleasedおよびPHP 7.3.17 Released

PHP 7系はPHPを使っているサイトの50%ほどで使われているとされており、影響範囲が広い(「PHPサイトの50%以上がバージョン7を使う、登場から4年」)。該当するバージョンを使用している場合は、迅速にアップグレードを実施することが望まれる。

また、PHPを使用しているWebサイトの50%ほどはすでにサポートが終了したPHP 5系を使っていることもわかっている。こうしたバージョンはサイバー攻撃に悪用されやすい。サポートが提供されているPHP 7系へ移行することが望まれる。