United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は4月8日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Firefox, Firefox ESR|CISA」において、FirefoxおよびFirefox ESRに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

脆弱性が存在するとされるプロダクトは次のとおり。

  • Firefox
  • Firefox ESR

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Firefox 75
  • Firefox ESR 68.7
  • Security Vulnerabilities fixed in Firefox 75 — Mozilla

    Security Vulnerabilities fixed in Firefox 75 — Mozilla

  • Security Vulnerabilities fixed in Firefox ESR 68.7 — Mozilla

    Security Vulnerabilities fixed in Firefox ESR 68.7 — Mozilla

脆弱性のいくつかは深刻度が重大(High)に分類されており注意が必要。Mozillaから脆弱性が修正されたバージョンがリリースされているので、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

Firefoxはメニューから「Firefox について」を選択することでバージョンを確認できる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってFirefoxを再起動することでバージョンアップが適用される。