東芝ライフスタイルは4月1日、ルームエアコン「大清快」シリーズの新モデルを発表した。高い省エネ性能でもコンパクトな最上位「DTシリーズ」と、下位モデルながらIoT機能や清潔機能などの便利機能を搭載した「Rシリーズ」。

  • ルームエアコン「大清快」(DTシリーズ)

いずれも2.2kWから5.6kWまでの5機種を用意し、発売予定はDTシリーズが4月下旬、Rシリーズは5月下旬。価格はいずれもオープン。ラインナップと推定市場価格(税込)は以下の通り。

  • <DTシリーズ> 6畳用~18畳用
  • RAS-G221DT:143,000円前後
  • RAS-G251DT:154,000円前後
  • RAS-G281DT:165,000円前後
  • RAS-G402DT:187,000円前後
  • RAS-G562DT:210,000円前後
  • <Rシリーズ> 6畳用~18畳用
  • RAS-G221R:110,000円前後
  • RAS-G251R:121,000円前後
  • RAS-G281R:132,000円前後
  • RAS-G401R:154,000円前後
  • RAS-G562R:176,000円前後

両シリーズとも、部屋をしっかりと冷やしつつ冷えすぎをおさえる「無風感冷房」機能を持つ。肌に直接風を感じにくい気流の冷房運転モードだ。室内機の吹き出し口に「無風感ルーバー」を配置し、性質の違う2種類の風をぶつけ合うことで実現している。

無風感冷房は、冷風が直接肌に当たることによる身体の冷えすぎを抑制できるほか、同社は肌の乾燥をおさえる効果も新たに検証。通常の冷房運転と無風感冷房の環境下で90分間過ごしたところ、通常運転では肌の水分量が95.1%に下がったが、無風感冷房の環境下では肌水分量を99%以上保持できたという。さらに、新モデルではリモコンに「無風感」ボタンを設けて、冷房運転中にボタンを押すだけで無風感冷房運転モードに切り替えられるようになった。

  • 無風感冷房

このほか、室外機に熱耐性の高い部品を採用して、炎天下での耐久性能を強化。猛暑の夏、室外機付近の温度が48℃になっても、連続して冷房運転を行える性能を備えている。

部屋にいる人の体表温度や壁・床などの熱を測定して運転を全自動コントロールする「AI温冷熱センサー」も搭載。風量やパワー調整はもちろん、冷房時は人の快適度に応じて「無風感冷房」へと自動的に切り替える。

清潔機能では、水を使って室内機の熱交換器を洗浄する「1リットル洗浄」や、大清快シリーズの特徴ともいえる「プラズマ空清」がある。1リットル洗浄は、クリーニング運転を実行すると1時間あたり約1リットルの結露水を発生させ、熱交換器を洗浄する機能だ。

プラズマ空清は、電気集じん方式によって、ウイルス抑制のほか、カビ、細菌、花粉、PM2.5、PM0.1レベル(0.09~0.11μm)の極めて微細な粒子まで、熱交換器に吸着させて集じん。集めた汚れ物質は、冷房・除湿の運転時に発生する結露水によって、自動的に屋外へと排出できる。もちろん、フィルターの自動お掃除機能もあり、自動お掃除でダストボックスに溜まったホコリを掃除機で簡単に吸引する「楽ダストボックス」が便利だ。

2つの新シリーズとも、無線LAN機能を内蔵。同社のスマートフォン専用アプリ「IoLIFE」と連携させることで、外出先からのエアコン操作が行える。別売のスマートスピーカーとも連動可能(Amazon Alexa、Googleアシスタント)。

上位機種であるDTシリーズのみ、暖房運転で足元に温風を届ける「足元ねらって暖房」機能を装備。また、室内機の高さが25cmとコンパクトサイズにもかかわらず、高い省エネ性能(RAS-G402DT:APF 5.6、省エネ基準達成率114%)を実現している。