ヤマダ電機とU-NEXTが設立したY.U-mobile(ワイユーモバイル)は、新たなMVNOサービス「y.u mobile」を3月12日から提供開始すると発表した。回線はNTTドコモを利用。y.u mobile公式サイトのほか、U-NEXTストアやヤマダ電機店頭でも順次販売する予定。

  • Y.U-mobile

Y.U-mobileは、モバイル業界の料金プランについて、「シンプルさを打ち出すプランが増える一方で、お客さまからは『結局いくら払うかわかりづらい』『いろんな条件があって複雑』と不満の声があがっている」と説明。今回提供開始した「y.u mobile」では、「シングルプラン」と「シェアプラン」の2種類を用意し、「条件や注釈のない2つのシンプルなプラン」と訴求する。

シングルプランは、毎月3GBのデータ容量が使えるプラン。音声通話SIMで月額1,690円(税別、以下同)、データSIMで月額900円、データSIM+SMSで1,020円となる。

一方、シェアプランは毎月20GBのデータ容量が使えるプラン。音声通話SIMが月額5,990円、データSIMが月額5,500円、データSIM+SMSが月額5,620円となる。SIMの追加は1契約につき最大3枚まで(トータルで4枚)で、音声通話SIMの場合月額790円、データSIMの場合月額300円、データSIM+SMSの場合月額420円で追加発行できる。

  • Y.U-mobileの基本プランは2種類

両プラン共通で、追加のデータ容量を1GBあたり300円で購入できる。容量に有効期限はなく、最大100GBまでであれば、毎月使い切らなかった容量は自動的に貯められる。テザリングは無料で、契約期間の縛りや解約料金などもない。

特典として、動画配信サービス「U-NEXT」で購入した映画やコミックなどのコンテンツは、最大40%が還元される。また、シェアプランでは毎月1,200円分のポイントが付与され、追加容量の購入などに充てられるほか、通常は月額1,990円となるU-NEXTの月額プランが無料で利用できる。

音声SIM契約者であれば、年2回までの修理費用を最大30,000円までカバーする「修理費用保険」も無料で付属する。補償対象は破損/ 水没/ 故障/ 全損で、盗難や紛失、経年劣化による故障などは対象外。Y.U-mobileはサービス開始時点で端末販売を行っていないため、端末はユーザー側で用意する必要があるが、修理費用保険の対象となるのは、音声通話SIM契約時点で発売から5年以内、または購入から1年以内の端末となる。保険会社はさくら損害保険。

音声通話料金は国内が20円/30秒から。無料の専用アプリ「y.uでんわ」を使った場合の国内通話料金は10円/30秒となる。登録事務手数料は1回線につき3,000円で、SIM発行手数料は1枚につき400円。このほか、MNP契約の場合や、SIMを再発行する場合、通話明細を発行する場合などは別途支払いが必要。

2020年6月30日までに音声通話SIMを契約したユーザー向けに、22,500円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施する。同社はシングルプラン3GB(音声通話SIM)の場合、月額1,859円(税込)×12カ月で22,308円(税込)となるため、実質1年間無料で同プランが利用可能だ。キャッシュバック送付月は、利用開始から起算して13カ月目。キャンペーンの適用は契約名義一人につき1回限りで、申込月の翌月末までにサービスを開始していることや、キャッシュバック送付月の1日時点で継続利用していることなど、適用に諸条件がある。

  • 22,500円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施する

【お詫びと訂正】初出時、「ヤマダ電機店頭やU-NEXTストアでも販売する」としていましたが、ヤマダ電機では順次発売予定だったため、該当箇所を修正しました。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。(2020年3月13日 17:06)
上記と関連し、一部表現を修正しました。(2020年3月13日 18:00)