認証関連のセキュリティソリューションを提供するパスロジは3月2日、同社が提供するトークンレス・ワンタイムパスワード認証機能を提供するプラットフォーム「PassLogic(パスロジック)」のクラウドサービス「PassLogic クラウド版」の提供を開始することを発表した。

  • 「PassLogic」 クラウド版ロゴ(同社資料より)

    「PassLogic」 クラウド版ロゴ(同社資料より)

「PassLogic」は、アクセスコントロール、シングルサインオン、ID同期などの機能を持つ認証プラットフォーム。中でもWebブラウザだけでワンタイムパスワードを実現するトークンレス・ワンタイムパスワードを提供している。

これは、認証ウィンドウに表示される乱数表とマスの位置と順番からパターンを作成し、そのパターンに表示されている数字でパスワードを作成する同社の「パスロジック方式」を採用した認証システムで毎回違うワンタイムパスワードを作成できる。専用のデバイスを必要としてないため低コストでの導入が可能になっている。

  • PassLogic ワンタイムパスワードの仕組み(同社資料より)

    PassLogic ワンタイムパスワードの仕組み(同社資料より)

また、「PassLogic」は通常の認証プラットフォームと同様、シングルサインオン環境にも対応。加えて、情報漏えい対策などで求められる二重認証にも対応している。特定のクライアント証明書をインストールした端末のみにログインを許可し、ワンタイムパスワードと合わせて二重認証を実現している。

「PassLogic クラウド版」は、1ユーザーにつき月額480円(税抜)ですべての機能を利用できる。テレワークの必要性が強く求められており、環境構築に必要な認証セキュリティとしての活躍も期待される。