Android Studioデベロップメントチームは2月24日(米国時間)、「Android Developers Blog: Android Studio 3.6」において、Android Studioの最新版となる「Android Studio 3.6」の公開を伝えた。今回のリリースはProject Marbleが終了してから初のリリースとなる。統合開発環境として必要になる基本的な機能が強化されている。
Android Studio 3.6の主な変更点は次のとおり。
- レイアウトエディタやナビゲーションエディタなどのデザインエディタにおけるUIデザインビューとコードビューの同時表示に対応(分割ビュー)。この新しいビューは以前のプレビューウィンドウを置き換えることになる
- デザインツールやXMLエディタのカラーピッカーにおいてユーザーが定義した色を簡単に使用できるように改善
- 実行中のアプリに変更を適用したクラスを追加する機能に対応
- Android NDKのアップデート
- IntelliJプラットフォームのアップデート
- Android Gradleプラグイン(AGP)のアップデート
- デバッグビルドのデフォルトパッケージをzipflingerへ変更
- エミュレートされたデバイスと場所データをやり取りする新しい方法を追加(Android Emulator 29.2.12)
- エミュレータにおけるマルチディスプレイのサポート(Android Emulator 29.2.10)
- メモリプロファイラにメモリリークを検出する機能を追加
- APKアナライザにバイトコード解読機能を追加
Android Studio 3.6は「Download Android Studio and SDK tools|Android Developers」からダウンロードできる。