ベルキンは2月20日、LinksysブランドのメッシュWi-Fiルーター「Velop AX MX5300」を発表した。次世代の高速Wi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応した高性能モデルで、従来のVelopシリーズと同様の白くてスリムなデザインを継承した。本体はファンレス構造とし、静音性も確保した。価格はオープンで、予想実売価格は税別5万1000円前後。発売は3月6日で、発売日までに事前予約すると15%引きで購入できる特典を用意する。

  • Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応したメッシュルーター「Velop AX MX5300」

iPhone 11シリーズなどが採用する最新のWi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応したメッシュルーター。Velopシリーズでは初のWi-Fi6対応モデルとなる。既存のVelopシリーズと組み合わせてメッシュWi-Fi環境を構築でき、自宅やオフィスのより広い領域をカバーできる。

  • 右端がMX5300で、従来のVelopシリーズ(左)と基本的なデザインは同じだがひとまわり大きい。外観は従来と同じ白い直方体デザインを継承しており、わずかなスペースにも設置できる

Wi-Fi6に対応することで、単に通信速度が速くなるだけでなく、家族がさまざまなデバイスで動画などを見ていても安定した通信が可能になる。特に、昨今はWi-Fiで接続するデジタル家電やIoT機器が増えており、そのような状況で特に強みを発揮する。Wi-Fiアクセスポイントが近距離に多数存在する都市部のマンションでも、通信の安定につながるという。

各社のWi-Fi6対応ルーターは、複数のアンテナが飛び出た黒い製品が多いなか、MX5300は凹凸のない白い直方体デザインを継承した。あまり仰々しいデザインのルーターはリビングに置きたくない、という意見が多いことを踏まえ、部屋に自然に溶け込むデザインにしたという。

本体は、大型のヒートシンクを3層重ね、内部で発生した熱を効率的に排出できるようにし、騒音が発生しないファンレス構造とした。背面には、有線LAN端子を4ポートを搭載した。有線LAN端子しか備えていない薄型テレビなどのデジタル家電に接続したい、という声が多かったことを考慮した。

  • 本体には大型のシートシンクを搭載し、ファンレス構造とした

  • 最上部に12本のアンテナを搭載している。一番上にある「田」型のアンテナは、購入時にスマホアプリで設定を行う際に使うBluetoothのアンテナだ

  • 従来のVelopシリーズよりも多くの有線LAN端子を搭載する

3月6日の発売日までに事前予約すると、15%引きで購入できる割引予約特典を用意する。Amazonで購入する場合は、クーポンコード「LINKSYS5300」を入力すればよい。