キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer(ウェブパフォーマ)」をクラウド上で提供する「WebPerformer Cloud(ウェブパフォーマ クラウド)」を2020年1月31日より販売開始すると発表した。

Web Performerは、ノンプログラミングで社内システムなどのWebアプリケーションを自動生成できる開発ツール。これまでオンプレミス版を提供してきたが、今後はクラウド版も提供する。

「WebPerformer Cloud」はAWS上で動作し、クラウド上に開発着手に必要な環境(OS、Java、アプリケーションサーバ、データベース、Eclipse等)が用意されているため、ブラウザのみで利用可能。

また、AWS Elastic BeanstalkやAmazon RDSといった実行環境も用意され、さらにオプションで提供する「DataSpider」シリーズを組み込むことで、既存のERPやその周辺システム、クラウドサービス、IoTとの連携も可能となるという。

  • 「WebPerformer Cloud」概要

価格は月額課金で同時アクセス2名の場合が30万円(税別)/月、5人の場合は50万円(税別)/月(購入は3カ月以上)。

キヤノンITS は、「Web Performer」の機能を継続して拡張することで、ERP 周辺開発やニアショア開発プロジェクトへの適用等、自動生成プラットフォームによる開発の市場拡大を図り、2022年までに50億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指す。