マクニカは12月17日、人工知能(AI)の研究を行う専門組織「AI Research and Innovation Hub(ARIH)」を新設すると発表した。

同社は、2017年からIoTやAIに取り組む事業本部を立ち上げ、社内人材への投資を積極的に行いつつ、これまで数年にわたりデータ活用の支援により業務効率向上、生産効率向上、品質向上、人員負担軽減など、特に製造業や流通小売業の現場力を向上するために、デジタル変革期におけるAI活用を推進するトータルソリューションを提供してきた。

ARIH設立前は、データサイエンティストチームが顧客の課題解決に向けたAI開発のためのデータ分析を行っていたが、技術進歩の早いAI分野では常に市場をモニタリングし、最新の動向を熟知しつづける必要があるという。

また、先進的な案件に取り組んでいくためには、研究・調査・評価を専門的に行う部隊が必要であると考え、2018年10月にARIHの原型となるグループを設立し活動を進めてきた。

今回、ARIHとして正式発足し、これまでの成果を踏まえてグループ横断の組織として顧客の事業課題を解決するため、現場に近いリサーチャーが最新AI技術の知見をビジネスにフィードバックすることで、AIを活用した事業課題解決への取り組みを顧客とともに推進していく考えだ。