Arcserve Japanは12月16日、メールアーカイビングのクラウドサービス「Arcserve UDP Cloud Archiving（以下 Cloud Archiving）」の国内提供を開始することを発表した。サービス開始は12月25日から。

  • 「Cloud Archiving」の価格

    「Cloud Archiving」の価格

「Cloud Archiving」は、企業運営に必要不可欠なメールをArcserve Cloud 上に長期保管するサービス。送受信されたメールをすべて収集し、暗号化してArcserve Cloud上に指定期間保管できる。

保管されたメールにアクセスしたユーザやアクセス時間、実行されたアクティビティを追跡するログなどの機能を備えるほか、役割ベースのアクセス制御により権限を明確に分け、不正な実行やアーカイブされたメールの改ざんを防ぐ。

また、高速な検索エンジンにより必要なメールを短時間で探し出すことが可能。送受信者、件名、添付ファイル名などの詳細な条件による検索に対応するうえ、検索結果にタグ付けやメモを加えて保存できるため、監査や証拠開示が必要な際に再利用でき、法規制や社内のコンプライアンスへの対応を可能にするいう。

また、Microsoft Office 365やG Suiteのクラウドメールシステムでは、クラウド to クラウド（C2C）でオンプレミスを介さずメールの長期保管が可能。これによりユーザーはメールアーカイビングの環境構築や運用にかかわる負担を大幅に削減できる。

料金体系は、メールボックスの数やアカウント数に関わらず、ArcserveCloud上に保管するメールの総容量に対してテラバイト単位の年間サブスクリプションを購入する。価格は1TBで525,000円〜（税別）。