小田急電鉄は10日、パートナーと連携し小田急沿線を利用するユーザー向けに傘や家事、育児、習い事など身近なシェアリングやサービスを"ONE ID"で提供する地域密着型サービスプラットフォーム「ONE(オーネ)」の開始を発表した。

1つのIDでスイスイとサービスが受けられるととても快適なもの。「ONE」は小田急沿線に住むユーザーを対象に、提携シェアリングサービスやクーポン、沿線の暮らしがさらに楽しく快適になるような情報の配信などを行う。「ONE」公式サイトで会員登録し「ONE ID」を取得することで提携サービス利用や会員限定クーポンの利用も可能になる。

  • 「ONE」のログイン利用イメージ(同社資料より)

    「ONE」の利用イメージ(同社資料より)

パートナー企業ロゴ(同社資料より)

パートナー企業ロゴ(同社資料より)

10日現在、ONE IDと連携し小田急ポイントサービスを貯められる"Service"(提携サービス)には、傘シェアリングサービス「アイカサ」、ベビーシッターマッチングサービス「キズナシッター」、食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」、子ども向けの習い事やアクティビティ体験サービス「スクルー」の4つ設置。それぞれのサービスからの連携方法やクーポンやギフト券などの特典を閲覧できる。また、ONEの会員登録でクーポンなどが得られるパートナーも総覧できる。

シェアリングエコノミーやモビリティなど沿線を基盤としたサービスを拡充する小田急グループだが、小田急電鉄は11月8日で鉄道会社としては初めてになる「シェアリングエコノミー協会」に加盟。ONEのシェアリングサービスに関するパートナーは同協会と協力して募集している。今後は駅のサービスに加え、ONE提携をさらにすすめることでサービスプラットフォームの拡張を図る。