ファーウェイ・ジャパンは11月27日、家庭用の無線LANルータ「HUAWEI WiFiWS5200」を国内発表した。無線LAN規格はIEEE802.11acに準拠し、最大通信速度は867Mbps+300Mbps(規格値)。
Amazon.co.jpのファーウェイ特設サイトや、ファーウェイ楽天市場店、ファーウェイPayPayモール店のECサイトで12月4日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別3,180円前後。
白を基調に、受信×2、送信×2の可動アンテナを備えた無線LANルータ。800MHzのデュアルコアプロセッサを内蔵し、シングルコアの前モデル(日本未発売)と比べ、2.4GHz帯で60%、5GHz帯で25%、パフォーマンスが向上したという。
機能面では、2.4GHz帯と5GHz帯の混雑状況から、より高速な帯域に自動接続するバンドステアリング機能を搭載。また、電波を集中的に発射するビームフォーミング、複数アンテナで通信を高速化するMIMO、簡易設定機能「WPS」セットアップ、ペアレンタルコントロール、スマートフォンからのセットアップ機能などを備える。なお、本体中央にある「Hボタン」は、同社の対応製品(HiLink端末)と手軽に接続できるボタンで、WPSボタンも兼ねている。
本体サイズは205×120×36.8mm、重さは約243g。WAN側はギガビット準拠の有線ポート×1、LAN側はギガビット準拠の有線ポート×3の計4ポートを搭載する。
同社が日本のコンシューマ市場向けに、固定回線対応の無線LANルータを投入するのは初。このタイミングで発表した理由について、同社は「(これまで出していたLTEやWiMAX対応の)モバイルルータに続き、ルータ製品のラインを豊富にしたい。また、(同社が重視する)スマート家電を使う上で、無線LANルータが重要になる」と説明した。また、今回投入するのはシンプルな機能のルータとなるが、IEEE802.11ax準拠の高機能無線LANルータについては、2020年前半には出したいとコメントした。