伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は11月19日、米・VolterraVolterraが提供するエッジクラウドサービス「Volterra Edge Cloud」の取り扱いを、同日より開始した。

このサービスは、エッジコンピューティングの実現に必要な仮想環境(コンテナ)の配備や機器間の通信セキュリティなどのトータルな機能を備えたクラウドプラットフォーム。

エッジコンピューティングには通常、アプリケーションの実行環境となるコンテナ管理に加え、例えばセキュリティではコンテナ間の通信や認証とルーティングのポリシーなど、アプリケーションの配備では仮想ネットワークの設定や負荷分散など、複数のソリューションを組みわせる必要がある。Volterra Edge Cloudではこうした機能をトータルで一元的に提供するため、ユーザー企業は環境の整備にかける時間やコストを抑えて、アプリケーションやサービスの迅速な開発と提供が可能になるという。

主な機能は、ネットワーク管理(ピアリングやVPN、ルーティングポリシーの管理、セキュリティとセグメンテーション)、アプリケーション管理(広域不可分散やDNSの管理、DDoS攻撃対策、負荷分散、アプリケーションセキュリティ)、仮想サーバ/コンテナ管理(サービスディスカバリやルーティング、認証と認可の管理、サービスポリシーの管理、可観測性)、管理ポータル——など。

また、CTCは同サービスの取り扱い開始にともない、導入や運用の支援に加えてアプリケーション開発やコンサルティング、保守サポートなどのサービスも提供するということだ。