Googleは10月28日(米国時間)、「Official Google Webmaster Central Blog [EN]: Goodbye, Flash」において、今年の終わりまでにGoogle検索の対象からFlashコンテンツを除外すると伝えた。Flashコンテンツを含むWebページにおいて、Google検索はFlashコンテンツを無視するようになる。また、スタンドアローンのSWFファイルのインデックス作成も終了となる。GoogleはFlashのサポート廃止へ向けた取り組みを進めている。

  • Official Google Webmaster Central Blog [EN]: Goodbye、Flash

    Official Google Webmaster Central Blog [EN]: Goodbye, Flash

FGoogle Chromeでは既にFlashコンテンツはデフォルトで無効化されている。Firefox、Microsoft Edgeなども状況は同じだ。Adobe Systemsは2020年にはFlashのサポートを終了するとしており、主要なWebブラウザベンダーや検索エンジンベンダーはFlashのサポート廃止へ向けた取り組みを進めている。

FlashはWebブラウザにおいてリッチコンテンツやゲームを実現する技術として高い注目を集めた。しかし、Flashは、Webブラウザのクラッシュの主な原因となっていくほか、頻繁に脆弱性が発見されてサイバー攻撃において悪用されるようになっていった。こうした状況は結局収束せず、2020年のサポート終了へと向かっている。

Flashが提供していたリッチコンテンツは、現在では標準化されているWeb技術を利用することで再現できると考えられている。現在もFlashに依存している場合、サポートが終了する前にこうした技術へ移行することが推奨されている。